歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

健二は頬を指でポリポリと掻く。

耳は真っ赤になっていて、なんだかかわいかった。






「もーいつから〜?」

「……いつからって…んなもんわかんねーよ…」


「どーすんの?紅に告んの??」

「………」


健二は何も言わず、ビールをごくごくと飲み干した。



健二って…見た目はチャラ男っぽいのに・・恋愛になると意外と照れ屋なんだな…

人は見かけによらないって本当だね。






「…慶にもさ・・ずっと前から“早く告っちまえ”って言われてるんだ…」

「え?慶も知ってんの!?」


初耳なんですけどっ




「うん。慶にはずっと相談してたから…」

「へ〜…」


慶ってば…私には話してくれてもいいじゃんかっ

でも私‥健二が紅のこと好きって知った今……もうすでに、紅と健二が一緒にいるときどうしていいかわかんないかも(汗)



そうゆうことも、慶ならわかってそう……(汗)







「でも…告白してみたら?普段も仲いいんだし‥私は大丈夫だと思うけど(?)」