だけどある日…








ドンっ


ガタンッ




「てめぇ、ざけんなよっ」

「クスクス…」



いつものように女たちに呼び出され、学校の校舎の裏に連れてこられた私は、初めてその女に手を出された。

私は女に突き飛ばされ、地面に倒れ込んだ。








「お前…北浦先輩のこと意識してんじゃねーよ。先輩がお前なんかのこと好きになるわけねーだろ」

「クスクス」



は?

私がいつ、そいつのこと意識したんだよ…


そもそも北浦先輩なんて知らないし……







「なんとか言えよっ!!」



バンっ


女は近くにあったゴミ箱を蹴ると、ゴミ箱に入っていたゴミが散乱し、私の頭へと降ってきた。










ぷつん…









自分の中のなにかが切れた…

そんな音がした…