心の中で、


“この人の歳で私みたいな子供を育てるのは、そりゃあ大変だろうな”

“愚痴りたくもなるだろう”


などと…いつも思っていた。




けれどそれと同時に、

“やっぱり神様なんていない”なんてことも改めて考えていた。





神様がいれば…こんな惨いことしないでしょ。


私は両親がいないし…

祖母は私みたいなガキの面倒みなきゃならないし…

理恵子おばちゃんは、祖母に日頃のストレスはかれまくりだし…




全然幸せじゃないじゃん。








神様は私たちを幸せにしてくれるんじゃないの…?


やっぱり神様なんていないんだよ。


















そして時は流れ…

私は小学校を卒業し、中学生になった。


新しい制服に身を包み、毎日嫌々学校に通った。