歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

コンコン






すると…私がいる個室トイレのドアを叩く音。








「sAra.ちゃん…大丈夫?」




ダンスの先生の声。





「すみません!今、行きます」


座っている便座からガバッと立ち上がる私。






「ううん、いいのっ。私…ちょっと電話しなくちゃいけない所があって・・・少しかかりそうだから、10分くらい待っててもらってもいい?」

「…はい。大丈夫です」

「ごめんね。すぐ戻るから〜」


先生はそう言い残し、電話をしにスタジオを出たみたいだった。








先生にまで気を使わせてしまった……


きっと…

さっきの私の様子を見かねて、わざと用事を作ったんだよね。


レッスン中に用事を作る人じゃないし…









最悪だ。


へなへなと、再び便座に座り込む私。