歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

ドアを開けると…額に汗をびっしょりかいて、タオルで拭いているマッスーが立っている。







「ごめんね。入っていい?」

「いいけど…どうしたの?」


マッスーをホテルの部屋に入れる。





「ふぅ……」


マッスーはソファーに座ると、携帯をいじり始める。

私はその間に、冷蔵庫からミネラルウォーターを出し、マッスーに差し出した。






「あ、悪いね」


「うん。汗かいて暑いみたいだから、あったかいのより冷たいのがいいよね?」

「うん。ありがとう」


そう言って、ペットボトルのフタを開け、ミネラルウォーターグビグビと飲むマッスー。







私は飲みかけの紅茶を飲み、昨日もらったチョコレートの箱を出した。





「sAra.ちゃん…」

「…ん?」


箱に詰まった一口サイズのチョコレートを一つつまみ、パクッと一口で食べる私。






「……あの・・」

「どうしたの?」

「…………」



口の中にはチョコレートの甘くておいしい味が広がる。