歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

「え゙……」



打ち上げって………




「…これから?」

「うん(汗)もうこんな時間だし…俺も遠まわしに断ったんだけどさ・・向こうのスタッフたちはかなり乗り気でね…」

「…そうなんだ」

「今年……あ、もう去年だよね。去年はJINくんと曲出したりして‥結構お世話になったからさ・・まぁ、顔出すだけでも………」

「…いいよ」

「本当!?」

「うん…」

「良かった〜ありがとう、sAra.ちゃん!じゃあ、他のスタッフたちにも伝えて来るから、したくして待ってて」

「わかった」


ホッとしたような顔で、楽屋を出て行くマッスー。




私は「ふぅ…」とため息をついたあと、飲みかけのミネラルウォーターを飲んだ。







「sAra.えらいね」




紅が私の肩をポンと叩く。





「…そんなことないよ」


ミネラルウォーターのペットボトルのフタをしめながら、紅にニコッと笑顔を返した。






ここで私がJINくんの誘いを断ったら…マッスーがかわいそうな立場になるのは目に見えていた。


JINくんのスタッフに断りの連絡をするのは、誘いを断った私ではなくマッスーなんだから…

ここは嫌でも誘いを受けた方がマッスーのため。