歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

健二と紅が、なにも言えない私に代わってみんなに気合いをいれてくれる。


みんなも私のことをわかってくれているようで、何事もなかったように笑ってる。






私、こんなにみんなに助けられてるんだ…














「30秒前…」


ステージの下で、スタッフとスタンバイする私。

隣にいるスタッフが、時計を見ながら時間を数えている。




ステージではもう演出は始まっていて、あとは私が出るだけというところ。

みんなが私を待っている…


それだけは、お客さんの熱気で伝わってくるのがわかる。








「…10秒前・・行くよ」

「うん…」


スタッフがそう言うと、数人が私の乗った板のようなものをゆっくりと持ち上げると…徐々にお客さんの顔が見えてきて、私はステージの真ん中に現れた。







「「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」


「「sAra.〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」」