歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

「ごめんなさい…泣いたりして……」


ティッシュで涙を拭きながら、枯れた声を出す。







「そんな…謝らないで……こちらこそごめんなさいね。慶がこんな状況なのに、あんなこと言ったらsAra.さんが辛いのは当たり前よね…」

「いえ…」


沙知絵さんはそう言って、温かい紅茶をすすった。






目…腫れてるかな?

化粧もとっくに崩れただろうな…




「そうだ!sAra.さんちょっと来て。いいところに連れてってあげる…」

「え?」


ニコッと笑い、私の肩を叩いて廊下を指差す沙知絵さん。

私は持っていた紅茶が入ったカップを置き、沙知絵さんのあとについて行った。












ガチャ…


階段をあがり3階に来て、しばらく廊下を歩き、突き当たりの部屋のドアを開ける沙知絵さん。







「入って〜」

「はい」


私は沙知絵とその部屋に入る。