歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

健二の実家を出て、しばらく畑道を歩く私たち。


健二はタバコを吸いながら、懐かしそうに周りの景色を見ていた。







「ここ…よく通ったの?」


紅がキョロキョロと辺りを見ながら言った。

私もだだっ広い畑を見ながら、健二の言葉に耳を傾ける。






「うん…慶の家に遊びに行く時とか・・あと中学は慶の家の近くだったから、この道はよく通ったな…」

「ふーん…」


中学かぁ…

慶は確か中卒じゃなかったっけ?


中学の時の慶とか、全然想像できないな(笑)

当然制服着てるんだよね?







「………ぷ」


思わずひとりで吹き出す私。






似合わなーい(笑)

想像でも似合わないんだから…実際はどうなんだろ…





「なにニヤニヤしてんの?」

「え゙!?」


すると、紅が私の顔を覗き込んでいた。






「あっ……い、いや」


やば。

私ひとりで笑ってた(汗)