歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

私は着信履歴を見たあと、すぐに電話をかけ直す。







プルルル…


『あ、もしもし?』



電話をかけると、ワンコールくらいですぐに相手は電話に出た。





「もしもし沙知絵さん?ごめんなさい!電話に出れなくて…」


電話の相手は沙知絵さんからだった。






『いえ…こちらこそすみません!今忙しかったかな?』

「いえ全然!今、健二の実家にいるんです…」

『ああ、そう〜じゃあ、こっちに無事に着いたのね。どうしたかな〜って心配になったから電話してみたのよ』


沙知絵さんには、私がこっちに来ることを事前に知らせておいた私。





「心配かけてすみません…なんか連絡するタイミング逃しちゃって・・・明日連絡しようと思ってたんですけど…」

『謝らなくていいのよ。それで、いつうちの方に寄ってくれるのかしら?主人がsAra.さんに聞け聞けってうるさくって(汗)』

「あはは♪そうなんですか?」

『そうなのよ〜sAra.さんたちが来るからって、部屋も片付けたりしてもうすごく張り切ってるの。いつもは掃除ひとつしないのに…』



呆れた口調で沙知絵さんがそう言うと…後ろから旦那さんの『コラッ』という声が聞こえてくる。

私はクスクスと笑った。