歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

紅に肩を叩かれる。





ブ―ブ――…


どこからか聞こえてくる携帯のバイブ音。






「携帯…鳴ってるよ?」

「…あ、ああ‥ごめん」


私はカバンから携帯を探り手に握りしめると、携帯のディスプレイを確認せずに、部屋を飛び出した。





胸がドクンドクンと鳴ってるのがわかる…


少し落ち着かなくちゃ・・







廊下を歩き玄関で靴を履いて、何気なく外に出た。


携帯のバイブ音は、とっくに止まっている……




着信かメールかもわからない。


誰からだろう…







外へ出て、玄関の脇の段差を見つけ腰をおろした私は、やっと握りしめていた携帯を開いた。

携帯の画面には【着信1件】の表示。



私は手慣れた手つきで携帯を操作して、着信履歴画面を開いた。









「………あ」