歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

夜。

健二のお母さんが言った通り今日は居酒屋を閉め、家でたくさんのご飯を作ってくれて、本当にお祝いみたいになってしまった。


いい感じにお酒もたしなんできた頃…

話題は健二の彼女の紅の話に…







「そうなんです。私実はダンサーなんですよ!」



健二のお父さんにお酌しながら言う紅。


健二のお父さんとお母さんは、紅の職業がダンサーだってことを今知ったみたい…






「知らねーのかよ?sAra.のCDとDVDは発売するごとに俺が送ってんだろ?sAra.の後ろで、紅はいつも踊ってんじゃん」


タバコに火をつけながら言う健二。





「あらそうだったかな?」

「ダンサーは特に目立たないですからね…あくまでも主役はsAra.ですから」

「いやいや…あんた達が帰ったらDVD引っ張っりだして、紅ちゃん探してみるよ!」


張り切ったように言うお母さん。

私はビールを飲みながら、そんなお母さんを見てクスクスと笑った。






「いつもテレビとかDVD観る時は、sAra.さんと健二……あと慶くんばっかり観てたから・・・また紅ちゃんが加わってチェックする人が増えたな…」




少し酔っ払ったお父さんが、テレビを観ながらポツリと言う。