歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

「今日…ですか?」

「ホテルだよ」


健二が横からお茶をすすりながら言った。








「ホテルなんか泊まらねーで、うちに泊まっていけよ」

「そうだよ。そうしなさい…」




お父さんとお母さんが、張り切った感じで言った。





「あ、いえ…でも……」

「悪くないですか?」


顔を見合わせる私と紅。





「いーんだよ!こんな古くて汚いところだけど、良かったら泊まってってよ〜」

「そうそう!ね?」



「そうしろよ。この二人、言い出したら聞かねーから」



呆れながら言う健二。







「じゃあ…」

「お言葉に甘えて」


私と紅はペコっと頭を下げる。


お父さんとお母さんは、優しい笑顔を返してくれた。







「さーて…そうなったら夕飯はごちそう作らなきゃ!父ちゃん。買い物行くから車出して〜」

「あいよ」