駅周辺にあるのは、バス停とタクシー乗り場と…あとは畑のみ(汗)


普段ビルやきらびやかな東京の景色ばかり見慣れてるせいか、私はあまりの殺風景な風景に驚いてしまった。









「すごいね…」


隣にいる紅がボソッとつぶやく。




「いろんな意味でね…」



私の地元も結構田舎だけど……ここまでは田舎じゃないな(汗)


駅前もこんなに殺風景じゃないし…コンビニくらいはあった気が・・・


ここはコンビニは愚か、自動販売機すらないし…(汗)






「おーい!行くぞ〜」




するとタクシーに荷物を積み終わった健二が、私と紅を手招きして呼ぶ。

私は紅とタクシーへ乗り込み、健二の実家へ向かった。









ブォォーン……



駅を出発して、タクシーは畑道を真っ直ぐ走る。


さっきから景色はずっと畑ばかり……