「どこでもいーぞ♪俺が連れてってやるよ!」

「ぷ(笑)なにそのお父さんみたいな言い方〜」


二人のやりとりにクスクスと笑う私。








「で?どこ行く??」


「――!」


紅からそう言われたあと…私はアイスティーを飲みながら、横で眠っている慶を見つめた。









「…行きたいとこ・・・実はあるの……」







ずっと行ってみたかったとこ…










「どこ?」

「遠い?」


「………」



アイスティーを置き、もう一度慶をみたあと、ゆっくりと口を開いた。












「あのね・・」