歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

……。


「そうだねっ」




私は紅に笑顔を返した。






紅から“五十嵐くん”という名前が聞けた瞬間…緊張がフッととけたのがわかった。


慶の存在は、私にとって大きいものなんだと…改めて思った・・・・













……………
…………
………
……





「sAra.―――!」

「サラサラサラサラ!」

「さぁぁぁ〜〜〜らぁぁぁ〜〜〜」



すっかり日が落ち、月が照らされた頃…会場から私を呼ぶ声援が聞こえて来る。









♪♪♪♪〜