歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

今日は待ちに待った、秋のイベント。

会場は朝からかなり盛り上がっている。






「あ…JINくんだ・・」


控え室のモニターから、JINくんが歌っているのが見える。





「今、ちょうどJINくんの番なんだね。」


私のネイルをやりながら、ちらっとモニターを見つめる、ヘアメイクの亜季ちゃん。




うちの事務所のアーティスト全員参加のこのイベント。

昼間から夜までぶっ通しの野外ライブだから、お客さんも気合い入ってる感じ。






「今年も、sAra.ちゃんが大トリかぁ…」




亜季ちゃんがぽつりと言った。




「プレッシャーかけないでよ〜(泣)それでなくても緊張してんだから」

「あはは♪リラックスさせてあげてんだよ」

「どこが(汗)」


絶対いじめてるんだ…

亜季ちゃんは、どっちかっていうとSだから(笑)