歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

「これからはさ!俺‥sAra.さんを影で見守ってるよ。まぁ、片思いはツラいけど…sAra.さんのこと好きなんやから仕方ないもんな」


JINくんに返す言葉が見つからない。

私はただ…JINくんに小さく笑顔を返すしかできなかった。


最低だね。



ごめん。

ごめんね、JINくん。









「ってゆーか話変わるけど、sAra.さんコレなんなん?こんなの本当に欲しいんか??」




さっき私にくれた紙袋を、ガサガサと探るJINくん。






「…コレ」

「――!」


JINくんが紙袋から取り出したのは、ぬいぐるみだった。





「このぬいぐるみ…どこがかわいいん(汗)?」


JINくんが手にしているぬいぐるみは、今流行っているアメリカのキャラクターのクマのぬいぐるみ。





「どおして!?コレかわいいじゃんっ」

「どこがやねん(汗)コイツ、ごっつブサイクやんけ」