歩に連れていかれたのは、シネコンではなくて、昔からある小さな映画館だった。 上映されている映画は、テレビのCMではお目にかかったこともないようなマイナーなものだった。 わたしはこのような映画館には来たことがなかったので、きょろきょろと辺りを見渡した。 そして、重大なことに気づいた。