「ねえ、みちる」 「なに?」 歩の鼓動が聞こえる。 「俺の声、どう思う?」 「……優しい」 そして、とろけそうなくらい甘い。 「俺の手は?」 「……大きくて、あたたかい」 そして、安心できる。 「俺って、どんな奴?」 「……優しい人」 そして、穏やかな海のような人。