歩の顔をちらりと見た。 夕日に照らされたその顔は、とても大人びて見えた。 胸が熱くなる。 夢幻的な光景に包まれて、透明ななにかがじんわりと胸に染みわたった。 『みちるの痛みを、俺にもわけてほしい』 ねえ、歩。 あなたを、信じたい。 あなたを、傷つけたくない。