この気持ちがどれだけ歩を傷つけているかわかっているのに、どうすることもできない自分が歯がゆい。 そんなことを考えながら、流れていく景色を眺めていた。 わたしたちは、海沿いの国道を走っていた。 窓を開けると、潮の香りがする。