『みちるの痛みを、俺にもわけてほしい』 歩のこの言葉は、わたしにとって思いもよらないものだった。 過去の闇は、自分の力でしか解決できないと思ってた。 自分の力で乗り越えなければいけないと思ってた。 わたしの痛みは、分かち合うことができるものなんだろうか。