さよなら、ブラック





唇を離した歩は、憂いをおびた目でわたしを見つめた。




そして。




「抱きたい」




と、かすれた声で囁いた。




わたしの心臓が膨れあがった。




鼓動が部屋中に響き渡っているような気がした。