思わず振り向いた交差点 忘れられない 今でも覚えている 君の優しい声 その声が聞こえた 気がして―― 交差点の真ん中 昼間とは異なり 僕しか渡っていない 交差点の真ん中で 朝日を背にうけつつ 立ち止まって振り返った そこには 誰もいない… 誰も、いなかった