ピンポーン─── 7番テーブルの呼び出しベルが鳴った。 すぐに7番テーブルに行くと、そこにはよく知っている人が座っていた。 「駿くん!」 「おっ、ほんまにおった」 駿くんは驚きつつも笑顔を見せる。 「どうしたの?ここでバイトしてるって言ったっけ?」 「この前大河内さんに聞いてん。で、どんなとかなーって」 「そうなんだ」 また理宇ちゃんか~… 恥ずかしいから知り合いには教えてないのに。