「は?彼女?」




私は涙が止まらないっていうのにまた笑いだすこいつに腹が立って仕方ない




「先生勘違いしてるよ。あの子は彼女じゃない」




「え?嘘。だって抱きしめてたじゃない」




拓実君の言葉に少し涙がひっこむゲンキンな私




「見るならどうしてちゃんと見ないかなぁ。正確には抱きつかれただけ。告白されて断ったけどその後抱きつかれて泣かれたんだよ「お願いだから」って。でも本当何もしてないよ」




少し焦って言う彼
その言葉にだんだん落ち着いていく




「でも、ずっと体だけの関係だったのに私のこと好きになるわけがないじゃない」




私はただの性欲処理に使ってただけなんでしょ?




「違うよ」




何が違うの?