「誰が誰をスキ?」 「桐生君が茉莉乃を…茉莉乃が桐生君を…スキ…早い話…両思いってコト…」 桐生君が私のコトをスキだってコトは分かるけど… 私が桐生君をスキ?? 「……」 疑問符が連なったまま…お弁当を食べ終えた。 「さてと…教室に戻ろうか~」 「……うん」 私と知佳ちゃんはベンチを立ち上がった。