頬も唇も…唯の見せかけのカップルなのに…ダメにキマってるじゃん。 でも桐生君の私の肩を抱く手に力が篭った。 「目…瞑れ…」 桐生君は私の耳元で囁く。 桐生君のテノールの声がやけに真剣だ… 「///」 私も言われるままに瞳を閉じた。 私の右頬に桐生君の吐息が掠め…柔かい感触が当たった… 私は桐生君の頬にキスをされた…ーー 「OK!!」 柏木先輩の許可を貰って…コンテストに出場出来るコトになった。