あなたへの愛を想いながら・・・ 〜第二章〜

「どうしたのヒカル?」


「本当に・・・
愛乃ひかり・・・なの・・・?」


「うん・・・それが?」


「愛乃・・・ひかり・・・」


ヒカルの目に涙が滲んだ。



「ヒカル・・・?」


「ひかりが・・・
ひかりが・・・」


ヒカルは顔を伏せ肩を揺らし泣きだした。


「ヒカル・・・」


ソフィアは、ただヒカルの背中を
黙って擦っていた。