放課後、鞄を持って席を立ったあたしに、香織が言った。 「ねっ、今日美香んち行っていい!?」 あぁ、このセリフ、昼休みから何回聞いたんだろう。 あたしが話しをした時から、ずっとこればっか。 「そんなに優に会いたいの?」 「あったりまえじゃん! ね、いいでしょ?」 あたしはいいけど… 「いいよ。でも、家来ても優いないと思うよ?」 仕事、忙しそうだし。 「それでもいい!」 あ、そうですか…。