「お願い放して」 「ダメですよ。せっかく捕まえたのに」 誰か・・・竜也助けて。 分かってる竜也が来るなんてあり得ない。 「ダメだよ、あんな2人と帰っちゃ僕と2人で帰るんだから」 「・・・・」 「やっと、空さんは僕の空さんになったんだ」 怖い・・・。 怖いよ・・・。 助けて竜也。 その時、抱きしめられていた手がなくなった。 同時に男の人の悲鳴が聞こえた。