その地下はまるで家のようだった。 廊下にはたくさん本が置いてある。 それも諸伏悟朗の作品を中心としたミステリーものばかりだ。 その他に、小説を取り上げられている週刊紙や月刊誌もたくさん置いてあった。 誰かが住んでいるような雰囲気だ。 結城は誰かがきっと隠れていたのだろうと思った。 するとザザッと物音がした。人影が見えた。 「誰だ?!」 結城は人影を追いかけた。 だが見失った。 きっとあの部屋に繋がる抜け道を使って、あの部屋に逃げ込んだのだろう。