「じゃあ、あたし行くね。子供迎えに行かなきゃいけないし。」


「そんな年なのか。」


「5歳と3歳よ。」


そんなに、大きいのか・・・・・。


「今度、顔が見てぇな・・・・。」


ま、無理か・・・・。


あっちにはもう、行けねぇわ。


「いいよ。見せたげるよ。」


「・・・え、でも。」


沙紀の言葉に、俺は俯いた顔をあげた。