最後まであたしを苦しめたのは浩太だった。 だけど、最後まであたしを救ってくれたのも浩太だった。 あたしは、しばらく入院した。 家に帰ると、1枚の置手紙があった。 【出て行く。またネ】 それだけ書いてあった。 読み終えたあたしはビリッと破いた。 ごみ箱に捨てて握りしめた拳。 「ふざけないでよっ・・・!!」 もう2度と帰って来なくていいよ!