ひげもじゃが出て行ったあと、あたしは天井だけ見つめてた。 ひげもじゃの言葉があたしの頭の中にずっとある。 「はぁ・・・・。」 ひげもじゃは、自分のひげを触りながら唸った。 【名前は名乗らなかったが『すごく大切な人だ』そう言っておったよ。お前さんに瓜二つな顔じゃったよ】 名前は名乗らなかった・・・名乗れないの間違いでしょ。 あたしとそっくりな顔・・・・。 そんなの、世界中探したって1人しかいない。 「・・・・浩太・・・・っ。」 未だに、顔を思い出すだけで震えが止まらない。