嫌な空気だ。 あれから、亜美と浩太は家の中を一通り見た後あたしに、お茶を要求してきた。 部屋に響く亜美と浩太の笑い声。 耳が、目が、体のすべてがこの2人を拒む。 二度と会うことはないと思ってた。 二度と会いたくないと思ってた。 なのに、どうして・・・? 浩太がこの家を出て行ったのは2年前の事だった。 浩太は、あたしに歪んだ愛情を抱いていた。 それをあたしにぶつけてきたのは、あたしたちが中2の時だった。