とりあえず、そろそろ小夜の祖父の家に戻らなければならない。

「ちゃっちゃと着替えて戻るか」

更衣室に向かう三人。

「覗くなよ?陽、葉也!」

「覗かないよ」

「またカニで鼻挟まれるのは御免だからな」

軽口を叩き合って更衣室に入っていく三人。

だが…。

彼らは気づいていなかった。

三人が無事に帰れる保証など、どこにもないのだ。

何故ならば。