天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ

そんな陽に。

「ねぇ、陽」

きょうこが歩み寄ってくる。

「はうあっ!?」

ビビクッ!と身を震わせる陽。

今度は三角木馬かロウソクか。

待ち受ける責め苦に恐れおののくチキンな陽。

しかし。

「そ、そんな脅えないでよう」

流石にやり過ぎたのは反省している。

きょうこは、しおらしく陽に話しかけた。

「朝から何も食べてないじゃない?陽、一緒に何か食べようよ」