騒がしいばかりで全く話が進展しない。
「じゃあさ」
きょうこが人差し指を立てた。
「小夜ちゃんのおじいちゃんとこに泊まらせてもらおうか?」
「小夜んとこの爺さん?」
宜虎が呟く。
「うん。小夜ちゃんちのおじいちゃんが田舎に住んでてさぁ…結構広い家だから、たくさん人が来ても余裕で寝泊まりできるの。私も一回お邪魔した事あってさ、田舎だから海にも山にも近いし。キャンプも海水浴も出来ると思うよ?」
「へぇ、そりゃいいじゃないか」
葉也が興味深そうに頷く。
確かに海も山もどちらも行けるというのがいいし、何より広い家なのがいい。
(ちょっとしたリゾート気分を味わえそうだな)
小夜に捻り上げられた腕を押さえながら陽が心の中で呟く。
「小夜ちゃんのお爺様はご迷惑じゃないかしら?こんなに大勢で突然押しかけても」
「……」
芽々の心配に、小夜は笑顔で首を横に振る。
孫娘の小夜が友達を大勢連れてくるのだ。
むしろ喜んでくれるだろう。
「じゃあさ」
きょうこが人差し指を立てた。
「小夜ちゃんのおじいちゃんとこに泊まらせてもらおうか?」
「小夜んとこの爺さん?」
宜虎が呟く。
「うん。小夜ちゃんちのおじいちゃんが田舎に住んでてさぁ…結構広い家だから、たくさん人が来ても余裕で寝泊まりできるの。私も一回お邪魔した事あってさ、田舎だから海にも山にも近いし。キャンプも海水浴も出来ると思うよ?」
「へぇ、そりゃいいじゃないか」
葉也が興味深そうに頷く。
確かに海も山もどちらも行けるというのがいいし、何より広い家なのがいい。
(ちょっとしたリゾート気分を味わえそうだな)
小夜に捻り上げられた腕を押さえながら陽が心の中で呟く。
「小夜ちゃんのお爺様はご迷惑じゃないかしら?こんなに大勢で突然押しかけても」
「……」
芽々の心配に、小夜は笑顔で首を横に振る。
孫娘の小夜が友達を大勢連れてくるのだ。
むしろ喜んでくれるだろう。


