ただ一人の魔法使い




優「…この中に、ソウ…達が…?」



『うん。だけど…』



聖箱を開くと、中にあったのは



『芽吹いていない、命そのもののままの姿で、』



空「…ビー玉?」



そう、中に入っていたのは

色取り取りの大きさが少しずつ事なったビー玉



私はその中から、


水色

桜色

黄色


そして


クリーム色のビー玉を取り出し、手の上に乗せた



『このビー玉…ちょっと光ってて、暖かいんだ。』



水色のビー玉を、夜斗君に



桜色のビー玉を、桜ちゃんに



黄色のビー玉を、優ちゃんに



そして

クリーム色のビー玉は、私が



桜「…ホントだ…」



優「暖かい…」



勝「へー、光ってる…」



七「これは…?」



リ〈綺麗…〉



ビー玉を不思議そうに見る皆をよそに、夜斗君はそれを真横にいたヨルちゃんと見比べていた