「千景!?」
北川君が保健室に入ってきた
18回目の呼び出しでやっと電話に出た彼は、千景の症状を聞くなり約10分で来た
「…何やってたの?こんな弱った婚約者おいて」
私は北川君を睨みつけながら言った。今、千景は疲れ果てて寝ている。寝顔も可愛いなぁ…。…じゃなくて、熱は一向に下がらないし、息も大分安定はしているけど、まだ少し乱れている
「……それは…」
北川君はバツが悪そうに私から視線を逸らした。
「…まぁいいわ。今すぐこの子を連れて帰って。病院とかに連れて行ってあげて」
私は千景の頭を起こさないように優しくなでた。
「……あぁ…」
千景を渡すと、北川君は千景をおんぶして保健室を出た。…って、ちょっと待とうか
「千景をおんぶしたまま帰るつもり?」
「いや、学校の前に車を待たせてある」
「そう」
準備いいね

