アイツと私の婚約ドタバタ生活

「千景!!大丈夫!!一生一緒にいるよ!!」

「いや…あの…」

もう…怯えちゃって…可愛いんだからぁ…

「……口に出てるよ」

「……可愛い」

私は幸せすぎてため息をついた。なんかホッとするわぁ…

「熱下がった?」

私は邪心を振り払い、聞く。ちなみに、今は私が枕になっています。いわゆる膝枕をしています!!

「…頭痛い。だるい。もう死にたい」

最後の言葉は気にしないで行こう!!

「なにかほしいものは?」

「真也」

…。

私は再度、千景の携帯で北川君に電話を掛ける。

出るまで、まるでストーカーのように電話かけてやる…!!


「真也ぁ…」

携帯からなる呼び出し音と、千景の小さな呟きだけが部屋に響いた