アイツと私の婚約ドタバタ生活


「おっはよう!…って暗!!」

私が教室に入るなり、いきなり失礼な言葉を吐くのは美愛。私、そんなに暗かったのか

「どうしたの!?」

なんかあわてた様子で私の周りをぐるぐる回る美愛

「ちょっと…」

私はそれだけ言って自分の席に着き、机に突っ伏した

真也は当然のごとく、学校にはいない

何してんだろう…

誰といるんだろう…

そんな疑問ばかりが頭をぐるぐるかけめっぐった

「コンタクト…」

はずしてこよう…。真也がいないんじゃ意味ない

幸い、教室には私と美愛しかいないので、私は洗面所に向かい、コンタクトをはずしてメガネをかけた。

結局、真也はコンタクトにしても何もコメントをくれなかった。いつものように「可愛い」というだけ。私は真也にほめてもらいたいのに…