アイツと私の婚約ドタバタ生活

「…お前喰うぞ」

「ごめんなさい。ハンバーグでお願いします」

「ん」

…………。

なんで謝ってるんだろう…私

「じゃぁ俺はお前でいいか」

「リクエスト出したのに私を喰うのは変わってねぇ!!」

私は真也の自分勝手さに驚愕し、つい叫んでしまった

「…?当たり前だろ?」

いやいや、当たり前じゃねぇよ

私は心の中でツッコみながら真也から離れた。なんか襲われそうだし

「おい…なんで離れる」

「…襲われそう」

「襲ってやろうか?」

黒い笑顔で言ってくる真也は鬼だと思う。そしてそれにときめく私はおかしいと思う。っていうかマゾか、私は

「遠慮します」

「遠慮すんな」

「拒否します」

「拒否権はないよ」

「最低だ!!」