アイツと私の婚約ドタバタ生活

「体重の話だよ」

軽くため息をつきながらそう言ったのち、真也は私を子供に高い高いをするかのように持ち上げた

「うわわ…!!」

私はいきなりのことでバランスを崩しそうになる。

「やっぱり軽い」

ははっと笑いながら私を見てくる真也の顔はとても穏やかで…

安心できた

「おろしてぇ!」

「いいよ」

私が叫ぶと、ものすごく軽く承諾し、私を下の方にゆっくりと持っていく。そして

そのまま米でも担ぐかのように肩に乗せる

「えええええ!?」

「ただし、ベッドでね」

最悪だぁぁぁああ!!

私の叫びは声にならずに心の中で響いた