アイツと私の婚約ドタバタ生活

「離してぇ!!!!」

私はじたばたと足を動かすが、まったく動じない真也。逆に私を抱きしめている腕に込めている力を強められてしまった

「いい匂い…」

耳元で超甘い声でそんな声で言われたら誰でも赤くなると思う。実際、私もなってるし

「離せぇ!!」

えー…少し言葉使い雑になってきましたよ。私。お気になさらずに

「やだ。これから犯す」

「だだこねる子供か!!お前は!!」

あぁ!!ツッコんでる場合じゃないのに!!なんでツッコんでんの私!!

私はもっとじたばたするが、うん。さすが男だねびくともしないよ…

「…」

「みにゃ!?」

「猫みてぇ」

私の首筋に突如ヌルっとしたものが触れ、私はおかしな声を上げた

「なななななななな……何したの!?」

「なめた。っていうか『な』が多いよ」