アイツと私の婚約ドタバタ生活

「真也…できた」

私がトーストを持っていくと、真也が席についてコーヒーを飲んでいた


「真也…そのコーヒー…飲んでもいい?」

「口移ししてあげようか?」

「ん」


私は食器を置き、真也の膝の上に乗った。真也はびっくりして目を見開いていた

誰かに必要としてもらいたい


「真也…私…役立たずでこめんね」

「…役立たず?」

「料理もまともにできないや…」

「誰にでも苦手なことはあるだろ?」

真也は優しく私を膝の上に乗せると抱きしめてくれた

あったかいなぁ…

私は目を瞑る