私は痛いのを我慢しながらもう一度真也さんと向き合った。真也さんはニコニコしながら…

「可愛いね」

なんてことを言った

「眼科行けば?」

私はお世辞でもそう言ってくれた真也さんにそんな返しをしていた

ゴン

「っ~~~!!」

私は母になぜか置いてあった灰皿で殴られた後頭部を抑え、目の前にあった机に突っ伏した。ちなみに、それを見て微かに笑っている真也さんは私の机を挟んで向かい側に座っている

「そういう時はありがとう…でしょ?」

背後に黒いオーラをまといながら笑顔でそんなことを言う母に私は今までにないくらい恐怖を覚えた。心の中では『次失礼なことしたら殺すぞ…!!』的なことを考えているんだろう