アイツと私の婚約ドタバタ生活

「言ってないけど…」

「…本当に私だけが好きなら言って来て。」

「…」

真也が私から目をそらす

「…言えないの?」

私が真也の頬に手を添えると、真也の肩が震えた

そんなのお構いなしに真也の頬をなでる

「私、真也のこと好きだよ?でも、もしもあの子がまだ好きなら…」

「…」

「私は婚約を破棄してもらって、真也との関係を打ち切る。そうすれば真也もあの子ともう一度付き合えるでしょ?」

これなら、理由もちゃんとあるから母もきっと納得してくれる


「それは…いやだな」

「なら言ってきてよ」

私は二股かけてる男と付き合えるほど温厚な性格ではない。もしかしたら嫉妬で真也のことを殺すかもね

「……わかった」

「じゃぁ、約束してくれる?」

「なにを」


「私のところに帰ってくるって」


約束してくれないと安心できない。真也のことだ、あんな美少女に迫られたらコロッとそっちに行くだろう